海外FXの約定力はどれぐらいなのか

海外FX

国内FXではスプレッドの比較を中心にその会社を比較しがちであるが、海外FXでは状況によっては、約定力がスプレッド以上に重要視されることもある。ハイレバレッジであるが故に、小さな値動きでも利益や損失が大きくなってしまう海外業者ではリクオートやスリッページもなるべく避けたいところ。

そのために各会社では、約定力の高さを売りにしており、ウェブサイトでもアピールをおこなっているわけだが、やはり業者ごとに差が出てしまうのは、仕方のないことである。ここではそれぞれの業者の約定力、約定率について調べてみた。

海外FX5業者の比較表
オーダー執行率(%) 平均約定スピード(/秒) 最高値(/秒) 最低値(/秒)
LAND-FX 98.22 0.035 0.010 0.500
Axiory 99.84 0.302 0.297 0.313
XM 100 0.336 0.019 0.925
TitanFX 99.70 0.359 0.250 0.469
TradersTrust 91.90 0.341 0.297 3.375

代表的な5つの業者を比べてみたが、平均執行スピードが全体的にはやいのが分かる。XMに至っては執行率が100%だ。つまり完全に約定するということ。
これが国内業者だと残念ながらこうはいかない。

対する国内FX業者はどうか?

国内FX業者の約定力は、「矢野経済研究所」が主要会社7社を対象にして、年1回調査している。

以下はマネーパートナーズウェブサイトより抜粋したものだ。
【調査要綱】
(1)調査の目的
・主要FX会社における、FXサービスのスリッページ発生率・約定率等の調査
(2)調査日程
・2018年12月上旬(2日間)
(3)調査時間
・米ドル/円:日本時間の20時~21時の1時間程度
(4)調査対象通貨ぺア
・USD/JPY
(5)調査対象
・矢野経済研究所「2017年版FX(外国為替証拠金取引)市場の動向と展望」より2016年度(2016年4月~2017年3月)の有力企業のうち任意に抽出した7社を選定
(6)調査の方法
・マーケット注文(ストリーミング)で、買(新規)⇒売(決済)を繰り返す
・1日50売買の100約定×2日=200約定
・発注単位は1万通貨単位
・調査においては、スリッページ許容設定のある会社は、「1pip」に設定
・調査の精度を向上させるため、同スペックのPC、インターネット回線を使用
・マネーパートナーズは「パートナーズFX」を使用

■「提示価格での約定率・スリッページ発生率」調査結果
スリッページ設定「1pip」の場合
順位 業者 スリッページ発生率 約定拒否発生数 「すべらない」約定率(※)
1 マネーパートナーズ 0.0% 0 100.0%
2 A社 4.5% 1 95.0%
3 E社 6.5% 0 93.5%
4 D社 12.5% 0 87.5%
5 B社 15.5% 0 84.5%
6 C社 21.5% 6 76.2%
7 F社 26.5% 0 73.5%

マネーパートナーズは、スリッページがなく、約定拒否もない極めて優秀な数値だが、それ以外の会社は実際にここに書かれているようなレベルなのである。2位の会社でも4.5%のスリッページが発生し、7位の会社に至っては、26.5%だ。

これは、4回のトレードのうち、1回以上滑っている確立になる。ここにあげられている7社はいずれも国内大手だ。

大手であっても、希望した金額とはしょっちゅうズレが出てしまうということだ。対する海外ブローカーは99%以上と軒並み高い数字をたたき出している。国内との差は歴然であろう。

いずれにしても、スプレッドだけで業者を選ぶのは危険が伴うということだ。
会社を選ぶ際にはスリッページ、約定率、約定力をあわせて選択すべきだろう。

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